日別アーカイブ: 2015年8月2日

粘菌生活 第4回

東京の一色さまのコラム“粘菌生活”第4回です。
今回のテーマは“100年たっても”。

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第4回 粘菌生活 100年たっても

汗だくで目が覚める。
窓を開けると、生温かいまとわりつくような風が吹き込む。
身体がだるい。
それでも、動ける身体で、ありがたい。

2年前の夏は、病院で死にかけていた。
去年の夏は、タクシーで移動していた。
今年の夏は、歩いて駅まで行って、電車に乗る。

朝の通勤時間。
混んだ電車の中に、お父さんに抱っこされている赤ちゃん。
6か月ぐらいかな?
赤ちゃんと、大きな保育園バッグ、ビジネスバッグ。
お父さんのワイシャツの背中は、汗でびっしょり。
赤ちゃんは、ぐったりしている。

せつないなあ。
3歳まで育児休業が取れる職場は、ものすごく限られていると聞く。
生後間もない赤ちゃんを保育園に預けて、お母さんも働く。
保育園に預けるために、最初からミルクで育てるのだという。
その保育園がないから、働けないのだと。

息子が生後3カ月ごろだったろうか。
どうしても見たい芝居があって、同居していた義母に、ミルクと赤ん坊を託して出た。
芝居が始まってしばらくすると、おっぱいが、だんだん張ってくる。
その痛みは耐えがたく、芝居どころではない。
トイレに駆け込んで、お乳をしぼって流す愚かさ。
しぼっても、しぼっても、ぐいぐいと突き上げるように、おっぱいが張ってくる。

これは天罰か?
耐えがたい激痛である。
どうやって家に帰ったのかも、覚えていない。
息子よ、ごめん。
おっぱいを含ませると、うそのように痛みが消えた。
互いの安堵感。

赤ん坊が泣く。
おっぱいがぐっと張る。
ついこの間まで、私の中にいた別の命。
へその尾が切れて生まれた、命と命の呼応。

京都の美術館のティールーム。
横のテーブルには、上品な装いの、かなりご年配の女性2人。
「この間なあ、100歳になりましてん。このしわしわにも、蚊がとまりますねんなあ。もっとぴちぴちした若いコのちぃ(血)の方がおいしかろうにと思いましてなあ。100歳の肌と知ってか蚊がとまり  ってよみました」
京都の方、ごめんなさい。こんな感じの京都弁もどきです。

すごいなあ。
100年たっても、身体をめぐる血は枯れない。
がんばれ、赤ちゃん。

小樽お天気情報(8/2)

【昨日(8/1)の小樽天気】

・天候   :   晴れ
・最高気温:     28.2度
・最低気温:     17.9度
・平均湿度:     81%
・平均気圧:    1006.1ヘクトパスカル

今日の小樽は、晴れ。
お昼12時時点で、気温 25.1度、湿度  68%。気圧 1012ヘクトパスカル。
事務所放射能測定 0.09μSv/h。今日は測定値低いですね。

天気0802 RADEX0802