日別アーカイブ: 2015年8月16日

粘菌生活 第6回

今週も、一色さまより、コラム“粘菌生活”をいただきました。

今回のテーマは“分断と再生”です。

 

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粘菌生活  第6回  分断と再生

今日も目が覚めた。
手足が動く。
ありがたい。
でも、墨を塗ったような気分。
頭が重い。

ゆうべ、食べたフランスパンのせい。
ここ半年、基本は炭水化物と砂糖抜きの食生活。
時折、おいしそうだなあ、なんて買ってきたパンやアンパンを食べると、とたんにだるくなる。
黒々とした考えが広がり、不安が増す。
考えすらも変わってしまう、食べもの。

高校生になったある日、父が言った。
「俺はお前に、料理を教えてやることはできない。だが、いろいろなものを食べに連れていくことはできる。だから、舌で覚えろ」
2〜3カ月に一度、洋食屋、鮨屋、割烹、バーにまでつれて行ってくれた。
帰ってきて、父が言う。
「材料を買ってきて、食べたステーキを家で作ってみろ」
見よう見まねで、こしらえた。

大学に入って、台所つきのアパートに1人で住んだ。
教わったのは「おそうざいふう 外国料理」という、赤と黒の表紙がおしゃれな本。
「くらしの手帖」という雑誌社から出ていた。
これに載っている料理を、かたっぱしから作っていった。
最初はレシピ通り、もう一度レシピ通り、三度目はアレンジして。

「ハレ」の日の料理は、父方の祖母から教わった。
赤飯、あんこ、ちまき、おせち料理。
お正月のお供えの丸もちの作り方は、夫の母方の祖母から教わった。

母ではなく、祖母やお店や本から教わった料理。
母の世代が飛んでいる。
戦争まっただ中に青春時代を過ごし、戦後しばらくは、おなかを満たすことが先だった世代。
四季折々の食文化の流れは、母の時代、敗戦によって分断された。
祖母から母へ、母から子へと引き継がれていたはずの、地方を生きる食の知恵も分断されただろう。
食だけではない。
衣、食、住すべての文化が、分断され、今がある。
着付けは外で学習するものになったし、家は住む人を失い空家問題になっている。

それでも、命さえ、つながっていればいい。
分断されても、隣で共に生きる人から人へと、文化の種は伝わっていく。
時と場所を得て、種は芽吹き、再び実るのだから。

小樽お天気情報(8/16)

天気0816

 

 

 

 

 

 

今日の小樽は、晴れのち曇り。 お昼12時時点で、気温  24.2度、湿度  74%。気圧 1011.5ヘクトパスカル。
事務所放射能測定 0.13μSv/h

今日も、目の前の講演で、先日とは別の観光バスが昼休みしていました。

 

RADEX0816

 

 

 

 

 

 

 

また、昨日(8/15)の小樽天気は次の通りでした。

・天候     :曇り一時雨
・最高気温:25.1度
・最低気温:20.1度
・平均湿度:85%
・平均気圧:1006.1ヘクトパスカル