日別アーカイブ: 2015年10月4日

粘菌生活 第12回

今週も一色さまより、コラム“粘菌生活”をお送りいただきました。
回を重ね、“粘菌生活”も12回をむかえることができました。ありがとうございます。
今回のテーマは”修理と信頼”です。

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第12回  粘菌生活  修理と信頼

今日も目が覚めた。
午前4時半。
途中一度も目覚めなかった。
快挙。
手も足も動く。
染みわたるように、ありがたい。

履き物の整理。
慶弔用を残し、ハイヒールの靴はすべて処分。
ぞうりは残す。

今はいている靴は、修理を重ね15年になる。
手縫いの靴底や中敷きを何度か取り替えたが、本体はびくともしない。

同じメーカーの新しいデザインの靴を買った。
半年もたたないうちに、靴底がはがれた。
本体と靴底を接着剤で止めてあるのだそうだ。
3度目の修理。
直しても、直しても剥がれる。
どうして同じようなことが起きるのか。
説明はない。

「足下をしっかりせよ」と教員だった父がいった。
「目の前の子どもたちの命を守ることが第一。
何か事あらば、身を挺して子どもを守れ。
いつでも走りだせるようにしておけ」

「もう走れなくなったから」と母がいう。
60歳の定年を前に、55歳で教員を辞した。

「洋服やカバンは借りることはできる。
でも、靴だけは借りられない。
靴を見れば、そのお客さんがわかる」
温泉旅館に嫁ぎ、おかみとなった祖父方の大叔母が教えてくれた。

借りることも、買い替えることもできないこの身体。
元には戻らないので、修繕していただくしかない。
悪いところをとったり、人工の部品にしたり、どうにか生きて、動けるようにして頂く。
ありがたいこと。
たび重なる手術で、身体の「遊び」がなくなった。
靴に身体を合わせられない。

病院のリハビリで、靴の中敷の微調整をお願いする。
ほんの数ミリ調整するだけで、膝や腰の痛みがなくなる。
靴を身体に合わせてもらう。

FAX兼用プリンターの紙送りができなくなった。
サービスセンターに電話をする。
「保証期間が過ぎましたので、修理はできません」
なんとか動くようにする修繕もできないという。
「どうすればいいですか」
「買い換えていただくしかありませんね」

古いものは捨てて、新しいものに。
修理、修繕の技術が失われていく。
捨てた瞬間、モノにまつわる技術と言葉は失われる。

「お使いになる方がいらっしゃる限り、修理できるよう部品を揃えています」
こちらは、ある治療機。
何度もリニューアルしているが、60年以上前に、先代の社長が販売した機械が、まだ動いているそうだ。
「製造中止になっている部品もかなりございます。
いつまで続くかわかりませんが、できる限りのことはさせていただきます」
この方から伝わってくるのは、部品や技術や言葉を越えた信頼。

この身体も、いつか動かなくなる日がやってくる。
脚下照覧。
天をあおぎ、足下を確かめ、その日まで歩き続ける粘菌生活。

一色

小樽定点観測(10/4)

天気1004

 

 

 

 

 

 

今日の小樽は、曇り。
昼12時時点で、気温  13.2度、湿度  55%。気圧 1018.7ヘクトパスカル。
事務所放射能測定 0.14μSv/h

 

爆弾低気圧の事で、忘れてましたが、昨日10月3日は七十二候の中の、第四十八候にあたります。

・第四十八候:水始涸(みずはじめてかるる)
→田んぼの水を抜いて、稲刈りの準備をする頃。

小樽は、最低気温も10度以下になっており、そろそろ長い冬の準備が始まります。

 

稲刈り

 

 

 

 

 
RADEX1004

 

 

 

 

 

 

 
また、昨日(10/3)の小樽天気は次の通りでした。

・天候     :晴れ
・最高気温:17.2度
・最低気温:9.2度度
・平均湿度:60%
・平均気圧:1004.0 ヘクトパスカル