日別アーカイブ: 2015年11月8日

粘菌生活 第17回

第17回 粘菌生活    お立派に

今日も目が覚める。
気温の低下とともに出る、歯や関節の痛み。
だましだまし、起き上がる。

こんな日は、家でじっとしているのがいい。
外で人に会うのは、危険だ。
日ごろ押さえている怒りが、ちょっとしたことで噴出しかねない。
手負いの熊みたいなもの。
ベッドにもぐって痛みをやり過ごす。
ちょうど休日で助かった。

「あなたは、いつまで生きるつもり?」
手術後の私に母が聞いた。
なんですと?
私の返答を待たず
「私はあと20年生きる」
母が宣言する。

あと20年だと母さん、110歳近くになりますよ。
私は80歳をすぎますね。
父さん。
母さんを迎えにくるのは、まだまだ先のようです。

大陸で終戦を迎え、戦後を生き抜いてきた母。
くどい話が嫌いだ。
結論だけを言う。
説明はまったくない。
唐突でびっくりするが、後で考えると「ああそうか」と思う。

「20年生きる」
は、母なりの私への励ましなのだ。
次に来る言葉は
「私より先に死んではいけない」
「頑張って長生きしろ」
なのだ。
そして、いつも仕事があるかどうかを気にかけている。

亡くなった父は、樺太生まれの樺太育ち。
かつて、手術で舌の半分を失い話せなくなった父は、私が見舞うと
「いつ帰る?」
とボードに書いた。
帰る日を伝えると、安心する。
仕事に差し支えないかどうか、いつも気にかけていた。

入院中の父を、当時2歳の息子と見舞った。
帰り際、息子は病室からエレベーターホールまで送ってきた父を振り返り、父の名を呼んだ。
「○○ちゃん」
そして
「お立派にするんだよ」
と言った。

父は、始めての孫である息子に、赤ん坊のころから
「○○、お立派にするんだよ」
と言い聞かせていた。
おじいちゃんではなく、自分の名前にちゃんをつけ、
「○○ちゃん」
と呼ばせて面白がっていた。

父は、残った半分の舌で孫への電話とカラオケのリハビリを続け、なんとか話せるようになった。
そして、仕事に復帰した。

父母にとって、生きることと働くことはイコールだ。
仕事を休もうかなと思うたびに、どこからか聞こえてくる。
「お立派に」
萎えた気持ちを立て直すのによく効く。

父さん、母さん。
私は、今日もなんとか仕事して生きています。

いつまでお立派にできるだろうか。
体調がすべての粘菌生活。

一色

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一色さま、今週も「粘菌生活」お送り頂き、
ありがとうございました。

小樽書房スタッフより。

小樽定点観測(11/8)

天気1108

 

 

 

 

 

今日の小樽は、曇り。
昼12時時点で、気温  5.3度、湿度  56%。気圧 1026.8ヘクトパスカル。
事務所放射能測定 0.15μSv/h

今日は、「良い歯の日」。

「いい(11)は(8)」の語呂合せ、だそうですが、かみ合わせは本当に大切です。

三枝先生も、整体ご指導として、時々下あごをグーッと前につきだすこと
(アントニオ猪木さんのように)を勧められています。
下あごの出た、受け口の人は楽天的とのこと。
逆に、気持ちが内にこもってゆくと、下あごも奥に入ってしまうので、
時々下あごを前に突き出してあげることが必要なのですね。

 

RADEX1108

 

 

 

 

 

 

 

また、昨日(11/7)の小樽天気は次の通りでした。

・天候     :晴れ
・最高気温:6.4度
・最低気温:-0.1度
・平均湿度:60%
・平均気圧:1030.2ヘクトパスカル