粘菌生活 第20回

第20回 粘菌生活    きものにスニーカー

今日も目が覚める
痛む足をひきずり
バスに乗ってリハビリへ

着飾った三歳とおぼしき女の子
七五三のお宮参り
きものにスニーカーの足元

こども用きものは
一つ身
三つ身
四つ身

息子のお食い初めに着せた
一つ身の祝い着
松に鷹の模様
これもばあちゃんの手配

七五三の祝い着にスニーカー
お出かけ着に浴衣
卒業式に矢絣のきもの、袴とブーツ
ばあちゃんが見たら目をむくだろう

身を守るには、慣れない草履や下駄よりスニーカーやブーツの方が合理的だ
矢絣は普段着であり、ジーンズで卒業式に出るようなものといったところで、きもの姿そのものが非日常
きものと袴であれば、あらたまった祝い着になると思われても仕方なかろう
ゆかたは肌着、といったところで、自由でカラフルな模様のゆかたは夏のおしゃれ着として定着しつつある

なくなるよりはいい
でも、なくなったっていいんだ
新しい形ができる

そういいつつ
一つ身の祝い着や
ガラクタの中で埋もれる粘菌生活

一色

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一色さま

今週も「粘菌生活」ありがとうございます。

小樽書房スタッフ